Language
What is it like living in…Jordan?
Naoko Kimura moved to Jordan, where she has been charmed by its unique Arabic world. She tells KS all about it.
1.ヨルダンで何をしていますか。
アラビア語を学びながらツアーコンサルタントとコーディネーターをしています。独自のプランで中東旅行を楽しみたい日本のお客様と現地代理店とを橋渡しします。実際に中東にいらしたお客様の通訳やアテンドといった現地サポートも行っています。
2.普段何語を話しますか。どのような学習方法で。
日常生活ではアラビア語、ビジネスシーンでは英 語です。アラビア語には、テレビ・新聞などで使われる「正式アラビ ア語」と「アン ミ ーヤ」と呼ばれるス ト リー ト ・ ランゲージがあ り ます。普段は人々との会話を通じて学んだアンミーヤを話します。正式ア ラビア語は複雑で文法も難しく一般的な言語ではないため、ヨルダ ン大学併設のアラビア語学校のコースで学んでいます。
3.ヨルダンに行って想定外に良かったこと。
メディアの影響などで中東にはネガティブなイメージがありますが、実際にヨルダンに住み報道とは全く違う中東の別の顔に出会いました。メディアが描く「血に飢えた」アラブの姿ではなく、ごく普通の、平和を愛する、そしてちょっぴり抜けていてお茶目な、人の良いアラブたちを見る時に「これが本当のアラブ世界だ」と大きな声で言いたくなります。誤解されている人たちの魅力を直に知ることが最大の醍醐味です。私が日常的に出会う人たちの中には、とことんアラブでありながらも、キラリと光る何かを持っている人たちがいます。そんなアラブを私は「ダイヤモンドの原石」だと思って、非常にいとしく感じます。アラブ世界は第3世界と呼ばれ、遅れている面もあります。落胆し腹の立つこともありますが、一部の人たちが持つキラリと光る潜在能力を信じてかけてみたいと思っています。
4. ヨルダンのここがオススメ。
ワディラム砂漠とムジブ保護区です。映画「アラビアのロレンス」の舞台となったワディラム砂漠をロレンスは「神々しいまでに気高い」と表現しています。夜に銀細工のように散りばめられた満天の天の川を眺めていると、人生をリセットできるような気がします。ムジブは死海の近くにあり、鋭く切れ落ちた岩の裂け目(シーク)の間を抜けていくリバーウォーキングが楽しめます。独特な模様を持ちそそり立つ岩壁に囲まれる不思議な世界です。アンマン市では、ぜひ街を歩いてアラブの人の良さを体感していただければと思います。
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